「…後のこと、お願いしますね。」

ルカは言った。
でもどこか、それに普段とは違うものを感じて、ネリーは心を覗こうとした。

「!」

…けれど、何も読めなかった。ルカはネリーの魔法を弾いたのだ。


…ネリーはそれで全てを察した。







…閉じるドアの向こう、


ルカが微かに、


笑ったような気がした。

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