｢お前ら何を話してる…？｣
ﾊﾞﾚｽは怪訝な表情で聞く。ﾙｶはちょっと考えてから
｢……感動の再会？｣
と言った。
｢は？再会って？｣
｢えぇーと質問は後にして下さい。王様も連れてこなくてはいけませんから。
ﾙｶはﾊﾞﾚｽをあしらうと、抱き抱えていたｲｻﾞﾍﾞﾙをﾈﾘｰに渡す。
｢気絶の魔法だから、衝撃与えると起きてしまうかも。…陣は書けた？｣
｢…だいたいは。王は一人で平気か？｣
ﾈﾘｰは受け取りながら聞く。
｢ええ、普通に連れてきます。無礼なまねは出来ませんし。…そうだ！ﾈﾘｰ。あの結界ちょっと強すぎですよ。眠りの魔法、目でかけられませんでしたからね。｣
ﾙｶは苦笑して言った。そして姿を消した。
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