魔法学校にいた頃、ネリーは浮いていた。いつも一人教室の隅で、他人には見えない何かと話していたからだろう。同級生達からは悪魔と会話してるんじゃ…などと噂され、遠巻きにされていた。
(もし本当に悪魔と話してるなら見えるだろうに…魔法使いなんだから。)
とネリーはぼんやりと思った。

他人に理解されない力なのはわかっていた。人前で死者と会話を続ければ変な目で見られることも。けれど声は絶え間なく聞こえ、私に向かって助けを求める手も尽きることはなかった。



ネリーは再び落ち着きを取り戻すと静かに言った。
「…私がいることで救われる魂があるなら、私を必要とする存在があるなら、私はその手を取ろうと思った。だから学校も辞めて私はここにいる。」
静かだがきっぱりとした決意の感じられる口調だった。

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