Chapter.15 お姉ちゃんがやってきた!!

それからしばらくの間、ルカたちは平穏な日を過ごした。
コンコン。
「ルカさん、今よろしくて?」
ノックの音と共にロザリアが顔をだした。
「ロザリア様。」
ルカは眺めていた資料から目をあげた。
「どうぞ、お入りになってください。」
ルカは席を立った。
「ご一緒にお茶しようかと思いまして。」
ロザリアは部屋に入りながら言う。後ろからメイドがティーセットをもってやってきた。


それから二人はゆったりとお茶を飲んでいたが、そこにバレスが飛び込んできた。
「姫はこちらで!?」

「どうかしましたか、バレス?」
ロザリアがのんびりと問い掛ける。
「大変なんですっ姫!イザ…」
バレスの慌てた声を遮って甲高い声がした。

「Hello!My Sweet Sister!」

そう言いながら金髪美女はロザリアに抱きついた。

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