ルカはロザリアを起こした。
そして、完璧に目が覚めずボーっとした状態のロザリアを魔法陣の真ん中に立たせると自分は陣の外に出た。

「いきますよ。」
ルカは残りの一書きを加えた。

魔法陣が光る。
(よし…うまくいった。)
ルカはそう思った。



が。



「はれっ!?」

「うおっ!?」


シュルルルル。




部屋には誰もいなくなった。


バレスとルカは見事にロザリアの道連れとなった。



(なんで!?なんで私まで!?
あぁ!!これもトラブルなのー!?)


天も地もない空間を飛ばされながらルカは思っていた。

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