土崎の隣で処方箋もらって抗不安剤を飲む。そうやって毎日と戦ってる。
そういう生活も悪くないなって思ってるよ。
土崎はこの病院を継ぎたいんだって。弟が鬱病だから私の気持ちが分かるって言ってた。
人はみんなそれぞれ悩んで傷ついて、それでもこの地球のどこかで必死に生きている。
どんなに辛い厳しい批判を浴びても支えてくれる誰かが待ってくれてるから、まだ自分を諦めないで。
「色々あったけど一緒にいた時間、少なくとも私にとっては楽しかったよ。」
私はゆっくりと目線をあげて相手を真正面から見た。
< 27 >
[1]次へ
[2]戻る
[0]目次
Tag!小説
トホーム