ネットが生んだ小さな奇跡。
あなたは信じますか?
私は今…
「何て言われた?」
私が一人診察室から出ると外のソファで土崎が待ってた。
「鬱病って。」
私は恥ずかしがりもせず、はにかんでそう言った。
大丈夫だよ。だってこの病気はね…
『信じれる人が一人でもいたら、その人に遠慮なんかせずありのままをぶつけなさい。そうしたら自然と治っていく』
らしいよ。あなたのお父さんが言ってた。
なぜ大丈夫かって?
『信じれる人』ができたから。
土崎、あんた私の支えになってもらうから!
覚悟しといてね。
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