一方、遥と香織は、すっかり意気投合しており、趣味やらなんやら、男の俺には意味不明な事なんかを喋っていた。

…家に辿り着くまで、俺達は色々な事を喋り、着いた頃には、昔からの友達のように、お互い仲良しになっていた。遥と恵も、俺達が知っている範囲の常識は教えたため、大体を理解してしまった。まぁ、大半の常識に尽く不思議な顔をされたり、驚かれたわけだが。

住宅地にある俺の家に着くと、まず驚かれたのは、食べ物の多さだった。
遥達によると、自分達が生まれる、凄く前は、生の野菜、新鮮な肉や魚を食べていたらしいが、遥達の生まれる何年か前から、パックに入ったゼリー状の物を主食としているそうだ。
そのため、今では生の野菜など、どこに行っても見ないと言う。ただ、なぜ遥達が知っているかと言うと、学校で歴史を勉強している中でそんな事を習ったらしい。

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