「正直いつも俺が居ない方がいい、そうお……」
パチンッッ!レイアがカジトの頬をはたいた。
「……そんな事気にしてたの?ばかじゃ…ないの?!」
レイアは目をうるませていた。
「……」
「カジトのばか!!!みんなカジトのおかげでどれだけ安心したと思ってるの?!カジトが側にいる、そう思うだけでみんな安心してたんだよ?!」
ウィンは叫んだ。
「この7人欠けていい人なんかいないじゃん!一人でも欠けたらそれでもう私達じゃなくなるんだよ……。みんなが…居るからうちらなんじゃん……」
「そうだよ!まだここでみんなに会えなくて不安でいっぱいで泣きそうになる私を励ましてくれたじゃない!ずっと守っててくれたじゃない……」
「お前…気にし過ぎなんだよ。この中の誰がお前が要らないって言った……?誰が居なくなればいいって言った……?!」
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