ここに来てからの事をみんなで話していたらあたりがだんだん暗くなってきた。「とりあえず今日はもうねようぜ」
カジトはあくびをした。
「俺見張りしとくから」
「お前はだめだ」
カシスの言葉にカジトは眉をひそめた。
「何でだよ」
「お前昨日一睡もしてないだろ……」
カジトはうなった。
「そう言う事だ。今日はちゃんと体を休めろ」
「だけど俺こんな事ぐらいしか出来ないだろ!?オリアスみたいに傷を癒せるわけでもないし、エイルやレイアのように観察力が優れているわけでも、アビスやウィンやカシスみたい頭がいいわけでもない!正直俺はなにも出来ない!」
「はぁ?なに言ってんだよ」
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