「うっっっ……!」
エイルはその場に倒れこんだ。
「おいっ大丈夫か!?」
「ひ、酷い……噛み付かれた傷が化膿してる……」 「何できつけなっかたの1番私近くに居たのに!!」レイアは顔を伏せた。自分のせいでエイルに怪我をさせてしまった。自分のせいで……。しらぬまにレイアの頬に涙が伝っていた。
「お前のせいじゃない……」
「でも……!」
小さい声でエイルは言った。
「レイアは……悪くないだろ…」
「エイルっ!大丈夫か!?」
「大丈夫……だよ」
「エイル君無理してしゃべんないで!」
うなずくとエイルはレイアの顔を見た。泣いている。『俺、また泣かせちゃったよ……』
エイルは手を伸ばした。
「ごめん……また、泣かせ…ちゃった…な」
エイルはレイアの涙をぬぐった。
「ごめんな……」
レイアは首を横に振った。「私こそ……ごめっ…んっ」
「エイル君大丈夫よ…!今治すからね!!」

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