「う……」
「レイア!大丈夫か?」
レイアの横にエイルが座っていた。
「あれエイル……なんでそんな格好をしているの?」エイルは上半身服を着ていなかった。
「自分の上を見てみろ」
「えっ……?」
自分の上を見てみるとエイルの着ていた服がかぶされていた。
「お前川に落ちてたから…風邪引くといけないと思って……」
こんな夜に上を着ていないのは寒かっただろうに。それに良く見てみるとエイルの身体は傷だらけであった。噛み付かれた後もある。きっと野犬かなにかがおそってきたんであろう。一人で心細かっただろうに……。

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