カジトが叫んだ。
「みんな頭硬すぎ!中学最後の夏だよ!?俺達の真夏のバカンスがー!!!!」「…………………………」「さぁみんな明日には出発よ!6人で楽しく行きましょう!」
「あっいまレイア俺の事無視したっしょ!」
「そうだな……。じゃあ明日三人でこの場所で会おう……」
「ひどぉぉぉい!みんなして俺の事無視して」
みんなの笑い声が聞こえる中エイルは一人星空を見上げた。エイルは不安だった。この旅はきっと思っているほど簡単なものではない、そう感じた。でもきっと大丈夫、今の自分には信頼できる仲間がいる。昔とは違うんだ、そう言う思いがエイルの気持ちを落ち着かせた。
「エイルーいくよー!」
エイルは顔を上げた。
「ごめんいまいく!!」
何かあったら守れば言い。この笑顔を、この笑い声を。もうあんな過ちをおかさないように。自分の居場所を!!

1話 星空の夜の出会い(完

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