「そう言えば昔エイルとレイアがライオンを助けたって言ってなかった?」
「あぁそう言えば昔レイアとエイルがまだ子供の頃にライオンの子供を拾って助けたとかいってたよな?」レイアは手をたたいた。
「そういえば……」
「あぁ確かに拾ったよ。でもあれはまだ子供のライオンだったし、あれからたしかまだ5、6年しか経ってない。あったのは結構年をとっていたはずだ。5、6年であそこまで大きくなるとは思いがたいぞ」
オリアスが遠慮がちに言った。
「ファイファー様にはたしか子供がいたような気がする……」
みんなはショックを受けた。神に等しき存在いが子供持ちとは驚いたのだ。
「待てみんな。それ以上にもっと重要な問題がある」カジトが深刻そうな面持ちで話し始めた。
「もし俺達がこの夏休み違う世界に行ったとしたら……」
みんなははっと気がついた。
「宿題が終わらない……」「急じゃお母さんに怒られちゃう……」
「そんな事よりももっと大事な事があるだろうが!!!!!」

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