「木崎覚えてるかな?私ね、桜子さんの前で『親友』って木崎に言ってもらえてすごく嬉しかったんだ」
木崎は黙って聞いている。
「だけどね、もう…『親友』無理かもしんない」
木崎は訝しげに聞いた。
「それ、どういう意味?」
「なんか、そう去年の発表会の日くらいから私自分でも驚くぐらい木崎に惹かれていったの。いつの間にか…いつも木崎の事考えてる自分がいるの」もう止まらなかった。言葉は止まる事を知らない。
「だから…もう『親友』は無理。好きになったの。というかね、ずっと前から好きだった」
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