妖精かぁ…。
私はなんとなく嬉しかった。例え木崎が他の人を見ていたとしても、少なくとも私の事を嫌いでないのならそれはそれで別にいいような気がした。

それは決して木崎に対して冷めたとかいう訳じゃなくて、大切な人が大切に思う人を認めるという事。


「ちょっと待ってて」

そんな事を考えてた私に木崎は告げた。何やら奥の小部屋からファイルを持ってきた。

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