サザザー。。
静かな風が周りにまとう。
「スタート♪」まゆのゴングで蝋燭に花火をやる。

…。
…。。
(絶対絶対負けたくないっ!)

…ボタッ
「ぎゃ!」

「早っ」


私はお腹を抱えて木崎を笑った。いくらなんでも早過ぎだ。すると、

ボタッ。
…私も落ちるんかい。

まゆも木村君も大爆笑だ。
みんな…笑いすぎ。

「とにかく木崎の負けだね」木村君が微笑んだ。
「おまえこんな時まで笑ってんじゃねぇよ。はー…俺なんか飲み物買ってくるわ」
木崎がとぼとぼ歩き出すと
「私も行くっ」
とまゆがついていった。

< 81 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム