『ほぼ初めまして』
って、まゆ…。
その言葉に木村君は笑った。どうやらツボにはまったらしい。
「ははっ。おもしろい人だね、松岡さん。あ!俺は木村洋平です」

「名字じゃなくていいよー。てか…あれ?木崎君いないょ?まだ来てないの?」まゆがあたりをきょろきょろ見回す。
「じきに来るよ。あいついっつも遅いから」木村君は時計を見ながら言った。



ザッザッ…。。
しばらくして、ゆっくりとしたひとつの足音聞こえて私たちは振り返った。

「は?おまえ達なんでもういんだよ?」

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