その日から3ヶ月…
未だにあの木村君の言葉は引っかかる
(…叶わないじゃん)
今日もバイオリンのレッスンを終えて帰っているところだ。もうそろそろ今年の発表会の曲決めの時期。
おまけに受験生。勉強も大変なんだよね。
(あー…物理と数V苦手だし図書館でも行って勉強しようかな)
そんな事を考えながら歩いていたら
ガシャン…キーッ
扉の開く音がした。
振り返るとそれはどこかの裏口みたいだ。
以前にレッスンの前に木村君と来たあのカフェ!
(えっと…)私は突然目の前に現れた人物に戸惑った。
「あー…よう、久しぶり」
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