その日から3ヶ月…

未だにあの木村君の言葉は引っかかる

(…叶わないじゃん)

今日もバイオリンのレッスンを終えて帰っているところだ。もうそろそろ今年の発表会の曲決めの時期。
おまけに受験生。勉強も大変なんだよね。
(あー…物理と数V苦手だし図書館でも行って勉強しようかな)
そんな事を考えながら歩いていたら

ガシャン…キーッ
扉の開く音がした。
振り返るとそれはどこかの裏口みたいだ。
以前にレッスンの前に木村君と来たあのカフェ!
(えっと…)私は突然目の前に現れた人物に戸惑った。

「あー…よう、久しぶり」

< 50 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム