すると先生はとても嬉しそうに微笑んだ。
「そうね。さっき少し弾いてたの聞かせてもらってたけど、よかったわ。前よりうまくなってるもの」
「ありがとう、先生」

「まだまだだよ、その程度じゃ。あ。初めまして先生。言っとくけど批判はしてねぇぜ?ただの俺の意見」あー…雰囲気ぶち壊すあの声か。振り向くと案の定なっちゃんだ。
「一体いつ来たのよ?」私はわざと冷たく言い放った。
するとあっけらかんと「あ。待っててくれたの?」などと言う。全くなんて嫌味な奴だ。

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