劇はコメディに変えられてあっておもしろかった。
最後に明かりが付いて並んだ出演者の挨拶が終わると、今度はあいつが私の元へ来た。

「来たのかよっ。だからイヤだったんだよ。おまえチラシ見たらぜってぇ来ると思ったし」
「その格好で言われても威厳ないよ?」と思わず言った。
「はあ。言っとくけど立候補じゃねぇからな」
「わかってるよ」私がそう言うと

「…いざきぃー!!」あの綺麗な王子様(女性)に私の名をいきなり呼ばれた。
(私、あの人に何かしたっけ…?)

< 17 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム