終わった後の私の心は憂鬱だった。
とぼとぼと玄関の自動販売機までジュースを買いに行くと、男の子がいた。
あれ…?こんな大きな男の子、今回出てたっけ。
いや。小学生がふたりだけだ。どう考えてもでかすぎだろ。
「あのっ」
私の言葉は彼によって遮られた。
「おまえ、伊崎さくらだろ?すごいミスりようだよな」
「は?」何この言い方!!初対面の人に向かって!すっごい失礼!!
「あのですね…」とそいつに礼儀を教えてやろうと思った。
「あー俺?木崎夏希。名前似てるよな。名字」んな事、聞いてないって…。
って、え、嘘?!
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