自分の番がもうすぐというのに私は自分の事なんかどうでもいいくらい…彼女の演奏に心を奪われていた。
「…すごく上手…絶対友達になりたいっ」
「東高校2年、伊崎さくらさん用意をお願いします」アナウンスが流れる
「あ。やばっ」
私はすぐ用意をする。
ステージに立つとやはり緊張した。
【〜♪】
なんとか途中まではうまくいっていた。が。
【ギギーッ】
…やばい。どうしよ…
「先生っほんっとごめんなさい。恥かかせちゃった」
「仕方ないわよ。誰にでも失敗はあるわ」
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