「…生徒会など中等部で懲りただろう。」
彼はため息混じりに言った。


…確かに一時期だけ私達は生徒会役員だった。

二人とも会長に立候補したため、選挙は凄い騒ぎになり、学校が真っ二つに割れた。
その為、二人とも必要な得票数(2/3以上)が足りなくて、当選せず…。
結果、運動部長と文化部長と言う地位に収まり、二人で生徒会を運営することとなった。

…大変だったのはこの後。各々の支持者が何かと衝突しあい、選挙中と変わらぬ大騒動。
どうやっても収拾がつかず、授業にも支障が出始めたため、学園長命令で、私達は解職となった。


彼が言ってるのはこの事。
下剋上をして、万一成功しても、運営していくのは難しい、そんなことに無駄な労力をかけることはない、と。

「…そうですね。でも今度は“高等部”の生徒会ですから。」

私は笑顔を作ったけれど、心の中は祈る気持ちで一杯だった。


お願い。
私の提案を聞き入れて。
お願い…。

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