図書室に着いた葵はすぐに次の指令書を見つけた。

『一番近くのトイレ、二番目の個室。』

葵は今までと違って的確な指示に首を傾げながらも、トイレに向かった。

個室に入り、取り敢えず便座に座る。すると、目の前に新たな指令が。

『上を見ろ。』

「………」
葵は頭を目まぐるしく回転させた。

(待て…待てよ、オレ…これはアレじゃないか…?公園のトイレとかにあると噂の…“上を見ろ”→“バーカ”的なヤツでは…)

頭を上げまいとする。

(…いや…これは下剋上だぞ…そんなイタズラみたいなこと…でもこの仕掛人…初めから人をからかってるようなヤツだったし…いやでも…)

悶々と考え続ける。

が、遂に…!

(生徒会を作ろうって人間がそんな低俗なわけがねぇ!)

意を決し、バッ!と見上げる。そこには…

『フッ…バカですね、加賀葵。』



「鼻で笑われたー!?しかも名指しでバカって言われてるー!!」





…てなわけで、葵は落ち込んでいるのでした。

< 21 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム