「そう。自分達は文化祭の時行ったから、今度はそっちから来ないかって…」
羽衣が説明する。

「それでまたオレ達に押し付けようってのか!学園長は!」
葵が喚いた。

「そうなの。でも今回は羽衣のせいだから羽衣が行くって言ったのに…ママが…」


“あなた以外の生徒会メンバーが行くこと。あなたの成績が落ちたせいで、皆に迷惑をかけるってことを理解しなさい。”


「…ごめんね。皆…」
羽衣がしょぼーんとして言った。

「そんなっ謝らないで下さい。羽衣さん。こう言うものはお互い様なのですから」
悠紀がにっこり笑って言った。

「ゆーちゃん…」


「そうだよ!でも…問題は誰が行くかだよね?」
秋彦が言う。

「…俺が行く。」
高瀬が言った。


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