5.本当の笑顔

そんな風に振り回された私の高校生活もあとわずかになっていた。
もうすぐ…卒業式。

担任の台詞のせいで勉強、頑張っちゃった私は、なんと!推薦で大学に合格したのだ。
…で、学部は心理学部。
将来はカウンセラーとかになって人の心を軽くするお手伝いとかがしたいなぁと…。

…私は寂しがり屋なのだ。誰かに必要とされていたいのかもしれない。

だからカウンセラーになった時、少しでも役に立つことができなら、それで“ありがとう”とか言ってもらえたなら、私は報われる気がするんだ。

私の歩んできた道は『間違い』なんかじゃなくて、私を大きくさせる『経験』だったって思えるかもしれないから。

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