それからの日々は…不登校にありがちな両親との応酬。
でも私はたとえ家族にだって自分の情けなさを晒す気はなかった。
お腹が痛いの一点張りで通した。
三日後には教師から電話が。いい子の仮面を被り、その場限りの返事をした。
一週間。両親が強行手段に出た。私を無理矢理学校に連れてった。車の中では泣き叫んで抵抗したけど、校門まで来たら泣き止んだ。前にも言ったように、私はプライドが高かった。誰が弱みを見せるものか。
家に帰ると部屋に立てこもった。口も聞かず、ご飯も食べなかった。私なりの抵抗策だ。
…正直、もう何もかも嫌で消えてしまいたかった。
さらに三日後。父が鍵をこじ開け、病院に連れてかれた。精神科。…そんな所行ったってしょうがないのに。私は私の意志でこうしているのだから。喋れなくなったわけでも、拒食症でもない。
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