3日目。
生徒会メンバーは全校生徒の注目の的となっていた。

「ねーぇ、何で羽衣まで囲まれなきゃならないわけぇ?羽衣何もしてないのにぃ。」
生徒会室に逃げてきた羽衣がぶぅーと膨れて言う。

「狙ってんだろ。4人がスクープ出したなら、お前も出すんじゃないかって。」
視線に耐えきれず、同じように避難していた葵が言った。
「それにしても…」
葵は高瀬の方を向く。
「まさか、高がオレの二の舞を踏むとはなぁ〜。いつもは慎重な会長サンがねぇ〜。恋になると人が変わるってか?情熱的だねぇ。」
そう言ってくししっと笑った。それに高瀬は
「うるさい。お前と一緒にするな。俺は真実しか言ってない。」
ときっぱり告げた。葵はずぅーん…と沈み込んだ。
対照的に悠紀は嬉しそうな顔をして頬を染めていた。

「愛されてるねぇ、ゆーちゃん。」
羽衣がにゃははと笑いながら言った。
そこへ秋彦が飛び込んできた。
「羽衣ちゃん!ひどいよ!一人で逃げて!抜け出すの大変だったんだよ!?」
…どうやら羽衣は囲まれた時、秋彦を置いて逃げてきたようだった。

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