お茶しつつ、報告会。

「…では、今のところ、大きな騒動はないようですし、1日目は無事終了しそうですね」
悠紀がにっこり微笑みながらまとめた。
「そうだな…B組が予想外に人気が出たってこと以外はな。」
高瀬はコーヒーを口に運びながらしれっと言う。
「入場制限でもかけるか?」
葵がわははと笑いながら言った。
「大丈夫ぅ!秋ちゃんの当番、あとは3日目だけだもん。」
3日目は一般入場ないし、と羽衣はコップをいじりながら言った。
「あ…!そういえば…2日目はA組の劇があるんだよね…?」
秋彦は急に思い出した。
「あ!そぅだぁ!羽衣絶対見に行くからぁ!」

「ですが…羽衣さんは見回り当番の時間では…?」
悠紀は予定表を思い返しながら聞く。
「だいじょーぶっ。もう委員の人に代わってもらった!」
羽衣がVサインをだしながら得意気に言う。
「…相変らず、そういう事だけは仕事早いな。」
高瀬が呆れ顔で言った。

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