葵の突っ込み虚しく、三人は普通に洋館に足を踏み入れた。
「暗いな。」
高瀬が周りを見渡しながら言った。
「まぁ、おばけ屋敷ですしね。」
悠紀が相槌を打った。
「おっ!アレじゃね?受付。」
葵は入口真正面にドーンと置いてある机を指した。
「そのようですね…しかし誰もいらっしゃらない…?」
悠紀はキョロキョロしたが誰も見当たらない。
「…これを鳴らすんじゃないか?」
高瀬が机の上のベルを摘んで言う。
チリーン…。
暗闇にベルの音だけが響く。
………。
「…誰も来ませんね。」
悠紀が呟いた時だった。
「ようこそ…階段の館へ…」「うぎぇあっ!?」
葵のすぐ後ろにスー…と人が現れた。葵は奇声をあげた。
「おっ脅かすなよっ!」
葵は執事風の格好をした男子に言った。
「…そう言われても、ここはおばけ屋敷です。」
執事は言った。
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