_今日は朝から、二人一緒だったょね。
「おはょ、雪奈」
最近、名前で呼んでるんだね。まるであの頃のあなたみたい。私に優しく笑いかけてくれていた…。
「に、西崎くん!おはょ…」
照れたよぅな雪奈ちゃんの声。
「…っていぅか、学校で名前で呼ばないでって言ったでしょ!」
と鞄で思いきり彼の頭を叩く。ちょっとだけ、彼がかわいそうになる光景。
「痛…そのくらいで怒るなょ」
かなり痛そぅ…
だけど、なんだか楽しそぅ。やっぱり、あなたには彼女の隣が一番なんだね。
…なんか…寂しいな。
「春華!」
そぅ思ってると、後ろから名前を呼ばれた。
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