文化祭のとき、私はひょんなことで一希とはぐれてしまった。
よぅやく見つけた私は、声をかけよぅとした。
「一希〜!もぅ…何で先に…」
途中で言葉が止まってしまった。
「あれ…?雪奈ちゃん…」
茶道部だからだと思うけど、着物姿の雪奈ちゃんとそれを見つめてる一希…。
これはもしかして…
浮気?
私は思いっきりジットリと一希を睨んだ。
一希はかなり焦っていた。

その後もずっと、一希は雪奈ちゃんのことばかり気にしていた。不安になった私は、思いきりくっつきまくってみたけど、彼の気はまったく惹けなかった。

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