「…」
何？今の沈黙…
もしかして…
私は一希の顔をそっと見つめた。
…赤…い？
雪奈ちゃんのこと、意識…してるの？
「一希、意識してるんだ？もしかして…」
なんとなく気になったから、からかうよぅな口調で言ってみた。
「ﾊﾞｶ！俺が好きなのは春華だけだょ」
…そぅだょね。
なのに何でこんなに不安になるんだろぅ。
「そぅだょね。一希が浮気なんてするわけないょね」
そぅだょ。
一希が浮気なんてするわけない。
もっと彼を信じてあげなきゃ。
だけど、あの文化祭ですべてが変わってしまった。
< 66 >
[1]次へ
[2]戻る
[0]目次
Tag！小説
ﾎｰﾑ