それから私は、雪奈ちゃんのことが気になって、学校ではあんまり一希と話さなくなった。
夏休みの花火大会の時に、そのことで心配された。雪奈ちゃんの気持ちを言ったら悪い気がしたから、『平気』と言っておいたけど。

「浴衣、似合ってるね」
花火を見ている途中に、一希が言った。
なんか恥ずかしかったから、思わず
「雪奈ちゃんが着たほぅが似合ってたょ」
なんて言ってしまった。

…こんなこと言わなきゃよかった。笑顔で『ありがとう』って言うべきだった。そぅしていれば、今もあなたは私の隣にいたかもしれない。
「雪奈って…西村さん?」
「うん」
「そっかぁ…」
一希が何かありそぅな口ぶりで話すから、思わず聞いてしまった。
「雪奈ちゃんが、どうかしたの?」
「ん〜…別にたいしたことじゃないんだけどさ。なんか最近避けられてるから」
「それは、一希のことが好きだからじゃない?」
言った後、後悔した。
私、なに言ってるんだろぅ…

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