そこまで打って、私は一瞬手を止めた。この質問をすることが、怖かった。
『誰?』
その言葉をやけにゆっくりと付け加え、送る。
『…まだ言えないかな』
返信にはそぅ書かれていた。
『はっきりしないうちに好きって言って、傷つけたからさ…。』
これは春華ちゃんのことだろぅ。その子には同じ思いはさせられないもんね。
『わかった。またはっきりしたら教えてね!絶対協力するから』
私はそぅ送って、携帯を閉じた。
…気になる。
1つは西崎くんの新しい好きな人だ。
2つめは…。春華ちゃんだ。心配だった。このまま、学校に来ないかも…。
家に行ってみよぅかな?そんなことしたって、迷惑なだけかもしれないけど…。


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