化学室に行き、いつものよぅに一番後ろへ向かぅ。目指すは先生からはあまり見えない位置…一番端の特等席だ。しかし、そこにはもぅ先客がいた。
「…またアンタか」
思わず口に出してしまった。
「この席は俺専用だからね」
にっこりと西崎くん。
私は彼の言葉を無視し、その斜め前に。隣は…やはり座る勇気が出ないのだ。


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