…ダメだ。
春華を守っていくって決めたじゃないか。すぐに目移りしてるよぅでどぅするんだ。
『俺の彼女は春華なんだ。』
その言葉を繰り返し、心の中で言い聞かせる。
_文化祭が終わった後の春華は、さっきまでと人が変わったよぅに静かだった。時々、何か言いたそぅにしてるのが気になる。…が、どぅしたのかと聞けないままだった。
「あの…さ。一希…」
遠慮がちに、口を開いた。
「…1つだけ…聞いてもいいかな?」
「…ど〜ぞ」
なんとなく、嫌な予感を感じながら、頷く。
「…本当に、私のこと好き?」
春華がまっすぐに見つめて言ぅので、思わず目をそらした。恥ずかしかったのもあるが、それだけじゃない。何か…すぐに頷けない迷いがあった。
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