…夏休みまではどぅでもよかったはずなのに。
あぁ…やっぱりあの春華の一言が気になってるのか…?
_夏休み。花火大会に二人で出かけた時、ひょんなことでアイツの話になった。ここの所、妙に避けられてる気がしていた俺は、そのことを春華に話した。心配とか不安なのではなく、何気なくだ。
「それは、一希のことが好きだからじゃない?」
…?!
春華があっさり言った一言に、かなり驚いてしまった。
…アイツが俺のことを好き?!
まさか…ありえない。
…ってか…何でこんなに動揺してるんだろぅか?
俺にはちゃんと彼女がいるのに。
「あっ…一希、動揺してるんだ?もしかして雪奈ちゃんのこと…」
「バカ!俺が好きなのは…春華だけだょ」
「…だょね。一希が浮気なんかするわけないょね」
…信用されてる。
離れたりしないってそぅ思われてる。
だから…こんな気持ちになるのはいけないことだ。
春華を裏切ることになってしまぅから。
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