ヤバ…涙出てきた。
こんなとこ、見られたら…
うぅん。西崎くんがくるわけないょね。
私のことなんてきっと…
__と、いきなり何かがぶつかってきた。
「…った…」
私は涙を拭きながら、当たったものを見つめた。
ビービー弾…?
『小学生かょ』と思わず突っ込みたくなるよぅなその品を、私はしばらく見つめていた。
「なにやってんの?」
いきなり男の声がした。
…聞き覚えがある…けど、西崎くんじゃない。
私は顔をあげた。
…夏川?
そこに立っていたのは、同じクラスの『夏川 涼』だった。
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