「もぅ一希…そんなこと言わずに、ここは乗る所でしょ!」
と春華ちゃんが背中を叩く。
「女性の会話にはついてけませ〜ん」
「…雪奈ちゃん…一希が壊れた…」
「ははは…」
ついてけないのは私のほぅだ…。といぅことを感じながら、私は笑った。つくり笑顔だ。
「それより、お茶室ここだょ!」
話を変えたのは、寂しくなったのを隠すためだ。
二人をお茶室に案内した後、私はチラシ配りの続きだと嘘をついて外に出た。
外の風にあたりたかった。
一人になりたかった。
なんだか、無償に。
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