「一希〜」
春華ちゃんが息を切らしながら、やってきた。
「もぅ…なんで先に…ってあれ…?」
春華ちゃんは私のほぅをジッと見つめ、それから西崎くんのほぅを睨んだ。
その瞳は明らかに『浮気?』と問掛けていた。
「いや…これは…その……ほら!これ!」
と西崎くんが慌ててチラシを見せる。
「そ…そぅそぅ!お茶会に誰も来ないから二人でどぅかな…って」
と私も慌てて言った。
「なんだぁ…」
春華ちゃんは安心したよぅに溜め息をついた。
「ちょっと誤解しちゃった…。ゴメンね!」
「あやまることないょ!それより早く行かなきゃ、席がなくなるょ!」
私は嘘が見破られないよぅに、そぅ言って急かした。
そして3人でお茶会に向かった。
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