私たちは建物の二階にあるおしゃれなカフェに入り、道行く人々を見下ろせる窓越しの席に腰を下ろした。


「ミルクティーで」

「私はコーヒー」


店員の男の人がメニューをさげて行った。


「あれ?由利がミルクティーなんて珍しいね」

「まぁね。ミルクティーは男の前でしか飲まないし」

「何で?」

「コーヒーよりミルクティーのが女は可愛いじゃん」


さすが由利。
そんなとこまで計算しているとは…。


しばらくするとコーヒーとミルクティーがきた。

< 60 >

[1]次へ
[2]戻る

[0]目次

Tag!小説


トホーム