「まさか年下に振り回されるなんて…私らしくないよね」

「たまにはありじゃない?」

「元彼は大企業の専務で次は大学生ってどうなわけ!?」

「それと比べたら可哀想」

「今まで年上キラーと呼ばれてた私が…」

「年下キラーに転向でいいんじゃないー?」

「由利っ!」

茶化すようにケラケラと笑う由利に私はついムキになって声を上げる。すると由利は手に持っていたカップを静かに置いた。

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