手にお酒を持って戻って来た真が私の隣に腰をおろした。それと同時に香水の匂いがして、少し鼓動が波打った。何故かは分からない…。
「真はどうなの?」
「何が?」
「女のタイプ」
「せやなー美人さんっ!ボン、キュッ、ボン?!」
またケラケラと楽しそうに笑う。そういえばお酒強くないんだっけ…もう酔ってるのかも。
「優しい人好き。優しさがある人はあったかいやん」
急に真面目な顔をして言うからまた鼓動が波打った。真はときどき違う顔をする。
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