「…あれッ?!……えぇ?」

いきなり起きあがった真。どうやら目が覚めたようだ。おそらく昨日のことを覚えていないのだろう、かなり驚いている。

「おはよう」

「あ…りさこさん、おはようー」

「昨日あんた潰れちゃって、ここ私の部屋」

「ええ!あ、すいません!!」

そう言うと突然頭を抱えてうずくまった。

「だぁ〜!頭痛い!!」

二日酔いの薬をテーブルに置く。あの人は二日酔いなんかする人じゃなかった。いつも私ばっかり次の日苦しんでた。高級な度のきついお酒ばっかり飲まされるから。

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