変装を終わった俺達は、あけてもらった、扉を4人でくぐり抜けた。
扉の中には、空港のような物で、人が沢山いてざわついていた。
遥と恵が先立ってそこからそれ、小さな脇道を進んで行き、ざわめきの中から外へ飛び出した。
後で聞くと、その道は、子供だけが知っているパスポートなしで、出入りできる秘密の道何だそうだ。
脇道を抜け、外へ出ると、コンクリートの道路やコンビニのような物は見当たらず、ただ、そこにいたのは皆が長袖を着ていて、非常に肌寒い所だった。俺達は二人の家へ急いだ。
通り過ぎる人々は、ほとんどが歩きで、自転車のような物や、車に近い物が走っていた。ただ、似ていたのは俺の家の近所にあったような、住宅が広がっていただけだった。
俺達が二人の家へ付くと、親がいなかったため、遥の部屋へと急いだ。ようやく一息付くと、俺達は荷物を置き、二人に言われるまま窓から外を見た。
外には青い空が広がっていた。地下にあるのに空が見える?と、不思議に思って振り替えると、
遥が、「あれは立体映像なの。だからいつも大体晴れで、雨とかはないの。あるのは曇りくらいよ。」と、教えてくれた。

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