俺達は、二人から必要になりそうなものを聞き、目立たない様なバッグを探しだし、それにカメラや携帯などのものをバッグに詰め込んだ。
俺は、携帯何かは地下では圏外で使えないんじゃないのか?と、香織に言うと、『使えるかも知れないじゃない?』と返されてしまった。
やっぱ、俺は香織にはなかなか頭が上がらないようだ。いや、言い返す気にならないのも、原因になってしまっているのだろうが。
香織が荷物を詰め込んでいる間に、俺は親父の倉庫から、方位磁針と麻のロープ、ミニスコップなど、地下にいて必要になりそうなものを掻き集めバッグに詰めた。また、行きにはライトが必要不可欠なため、単3電池と大きい方の乾電池を部屋から持って行た、ウエストポーチに入れた。
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