(…なんかそれはそれで。イヤ…かも)
いろんな至らない想像、というより妄想が膨らんできて頭が痛くなってきた。
長めの綺麗な黒髪の美少年ピアニストと背の高めの可愛らしいまゆ…
つりあってるし!!
「ー…っ」
「どうした?てかおまえ…百面相してて疲れねぇか?」
あなたが疲れさせてんのよ!
…なんて言えないわ。
カランカラン♪
「あ。いらっしゃいませ」木崎が扉に目を向けた。
途端、木崎は固まった。
その唖然とした表情の木崎の顔を見て私は心底驚いた。
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