カランカラン♪
「また来なよー」おばさま店長がカウンターから言っている。

夕焼けの中、カフェの玄関前で木崎に手を振る。
「じゃあね。コーヒーおいしかったよ」
「どうも」
「あ!そうだ。今度友達のまゆと来てもいい?」
「いいよ。いつでも好きな時に来な」


『いつでも来な』
その一言がうれしかった。




「…でどうする?」
「もち、行く行くっ♪」…やはりまゆは行く気満々のようだ。

これから先。もう待つ必要はない。好きな時に会いに行ける。

そんな事を考えながらまゆと木崎と過ごす楽しい時間を想像した。

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